現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

現場で雇い

さて、意味深なタイトルだが素直にこの事

お相手はこちら

いわゆる「やとい実」
今回9尺掃き出しサッシ上に間接照明受けとカーテン受けを兼ねてBOXを取り付ける
つまりは箱を組む訳だが、ここの造作材は檜の白木仕上げ
しかも182×25と115×25とそこそこ大きい二つを接ぐ(はぐ)訳だからそう甘くはない
フィニッシュでバンバン!細ビスで揉んでダボ埋めでもいいらしいけど、やっぱりね(笑)


心配だからと言ってボンドをたくさん付け過ぎた悪い例

ある意味背骨、当然クランプしても動かない

今のところ密着度高し!

目違いなく綺麗に矩に剥ぐのは一見難しそうに見えるが、実はそうでもない
小穴カッターの平行定規の当たり側を同一面にするだけの事
肝心なのはやとい実と溝幅の関係
緩ければ目違いに繋がるし、かといってキツ過ぎると割れる恐れも
玄翁で軽く叩いて入るくらいがボンドののりもよくベストかと
その為、溝突き刃は自在に限る

それでも心配なので、裏にもコイツを

そうそうボンドを拭いたウェットティッシュ

乾いて固まると怪しい風貌になるのでご用心(笑)

クロス下地と兼ねる背面にはコレを

ご存知?
木端を見ると

これなら箱の側板として成立するし、ビスもフィニッシュも十分に効く

そもそもキッチン背面や手摺下地など、合板が必要な場所に最適かと
これまで意地でも合板にクロスを張らせないようにしてきた
間柱の内々に合板をへ仕込んでのボード張り
ダンドリのブリキ色のアレは大嫌い!
とにかくクロス下地用以外の合板へのクロス張りご法度!
理由はあえて省略
その変わった合板はここへ

いわゆるボード小穴
コレで箱を構成出来る

最終的にこんな感じに

カーテンBOXじゃないからこの向きで正解だよ(笑)
この箱に天井と背面壁に向けて発光する間接照明が入る

前框は矩折りに木目が通っていると出入りの業者の誰か一人には気付いて欲しいなぁ

これで2軒ともほぼ終わった
あとはクローゼット建具吊り込みと階段手摺だけ
おっとウッドデッキもあった気がするけど(笑)

とりあえずこれで3軒目に集中できる環境に
とある理由で10日は工期を押している
まぁいろいろあったから信用含めて取り戻さないと
ぼちぼち暖かくなってきたし、頑張るぞ!