現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

丸のこ平行定規の進化?

さて、一部熱狂的信者のいる、本家オリジナルステン羽根定規
つい最近までガイド12ミリがメイン
自分が9ミリバージョンを提案したと思ったら、時代は既に6ミリに(笑)
mayaさんのあの詳細なリポートを読むと納得

しかし、薄くなると困るのは当て木の存在
いわゆる0カット
つまりガイド左差しでのベース下カットする場合、当て木は90ミリ程度欲しくなる
当て木を字のごとく無垢で作る場合、12ミリならまだしも9ミリや6ミリとなると反りや変形が心配になる
また合板系では耐久性が心配に
それに止め方にも苦慮する

そこで新たな資材を試してみる

ベーク板
詳細はこちらで
http://murakami.mods.jp/cart/bakelite.html

当初、アクリル板などを考えていたがコレに行き着いた
大工なら溝突きの刃口プレートでお馴染みかな?
ヤフオクで適当な端材を探していたが、ちまちま買うより端材盛り合わせを買ってみた

15.10.5.2ミリの端切れがいろいろのセット
6.8キロもあった(笑)

コレにした最大の理由はタップ、つまりねじ切れが出来ること
まずは10ミリの黒ベークで試してみる

3.3ミリで下穴を開けてハンドタップ

M4の0.7ピッチボルトで止める

心配したが、取り付け強度はなかなかのもので脱着も容易
耐久性はこれからの判断


黒い当て木って、かなりカッケー(笑)
とりあえず12ミリバージョンに10ミリの黒ベーク
0312黒べぇと0612黒べぇの完成

でも5ミリ板にM4タップは無理そう

M3かM2.5が必要に
改めて探すと6ミリ板もあった
それにあの自然色のカバ色より黒ベークの方がいい感じ

買ったはいいが、おそらく残りの人生に有り余るほどのベーク板(笑)
スライドの当て木や刃口プレートにも使えそう
その他いろんな治具にも流用してみたい
でも、下穴開けるにもそこそこ大変だった硬さ
さすがの大日商製でもトリマー加工するのは厳しいかな?

でも最大の欠点は
あの独特な臭い
クサッ!(笑)