現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

単位の狭間で

さて、今回の物件は軸組のメーターモジュール
実は新築でのメーターモジュールは初めてで、後輩君共々建前から手を焼いていた
たかが3寸、されど3寸
けれどもこの差は実に大きい

2階の構造用床板はもちろん1×2m物だが、野地や一階床は3×6合板
垂木や根太を流すが、とにかく割りが悪い

これは室内でも同じ
天井や壁も3×6ボード
当然、壁の直張りはできず胴縁を尺間に流す
走れる天井もいつもより時間が掛かった
とにかく割りが悪く拾いもままならない
また、サッシも尺物で窓横に袖壁だらけ

確かにメーターモジュールは広い!
ちょっとした事で広さの恩恵を受けている
しかし建材が3尺物だと現場は混乱、大きな木っ端が散乱
正直割高なメーター建材を使った方が安く済む気もする
結論!
メーターモジュールならメーター建材でお願いしますorz

そして昨日から床張り
もちろん1×6尺(笑)
割りが…

こんな感じで

しかし3尺養生はピッタリ!
まずは、柱面ラインに胴縁45を平に置く
これが養生テープの外ライン

胴縁をガイドにすると綺麗に部屋より一回り小さな養生シート敷きに
シート上のフロアはシート抑え用
ちなみにあれは木っ端です(笑)

今回の建具はいろんな意味で未知の領域(笑)
初めての元請け&久々リクシルって事

一旦全面養生してから

建具セットの現物がきたらあらためて養生し直すつもり

建具の納まりが読めている時は、後から絶対に剥かない養生を目指しているので、なんだがスッキリしないけど

せっかくした養生を剥いて建具枠を納めているのを見るとイラっとする
その剥いた養生を適当に戻しているのを見ると殺意が湧く(笑)

建具はもちろん、キッチンにしろ洗面化粧台にしろ納まりを考慮した養生を
最後までいく養生をしてから、キッチン分の養生を足していけばいいだけの話

1×6フロアの段ボール

全部捨てないで、こうしておくと養生に
撮り忘れたが、窓枠下枠も段ボール養生を

養生は建材を守る為でもあるが、自分を守る為でもある
自分を大切に!