現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

ボード系をテーパーに切る その2

さて、二日に渡って引っ張ったネタだが、大した事はない

使うのはコレだけ

感の良い方はわかりましたね?


基本的にはこんな感じ
定規は乗せないで、木端に添わせる


ボードの落としが手前側が3ミリ幅狭の場合
手前に3ミリ厚パッキン
真ん中3尺辺りに1.5ミリパッキンを定規とボード木端の間にさす

わかりやすく立ているが、もちろん寝かす(笑)

あとはこのままGo!
これで上と下、3ミリ幅違いのテーパーに切れる

先の現場は真壁で2500ボード
定規は同寸で落とした4寸幅のボードキレで代用
同材なので段差なし、キレはいくらでも出る
中間のパッキンは2箇所
この仕様で最後まで乗り切った

でも、たまに柱自体が反っていたり、鴨居に押されていたりする箇所もある
そんな時はポイントポイントの寸法を拾い、パッキン厚を求める
そしてボードキレ定規は1寸幅に交代
通常、1寸幅だと定規として不可、曲がって直線をキープできない
そこを活かしてフックなりスライスに対応させる
1寸幅で作れる弧なら丸ノコを走らせてもほぼ大丈夫
ただ、パッキンと定規の落ち着きが悪くなるので、要所の養生テープは必須

まだ一現場しかやっていないので、改良の余地は多々ある
例えば6尺ボードなら、画像のIクランプ定規の木端3箇所にタップきってボルトをさす
そのボルトの出入りでテーパー量を調整できたならとか
フック用として、12×12のアルミ角に5寸ピッチくらいにボルトならとか
改良話は尽きない

次、この話をする時はもう少し進化さてからに
でも、一人だと心細いのでどなたか一緒に進化させません?(笑)