現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

A.GJQ-05

さて、治具と呼ぶには簡素な物

今回、吹き抜けと階段周りは腰までの化粧柱が3尺ピッチに立ち、上に笠木を廻す
一部は真壁にボードだが、一部強化ガラス嵌め込み
その強化ガラスは小柱から5センチずつ空かす今時の納まり
当然、ガラス溝も
小柱の内々に入れる下笠木加工はこんな感じ

治具により溝の入りと終わり、つまり溝の全長を正確に出せる
もちろん小穴カッタの入りは上から落とす感じになる

笠木と下笠木は安定した作業台上で加工できる
仮に失敗しても何とかなる

しかし追加で頼まれたのはこんな場所

見えている梁は全て化粧、失敗は許されない
ちなみに小柱3本も追加
作業中は集中しまくりの為、片付けた後の画像

治具によって正確に突けた
でも、壁際6センチくらいは手彫りになる

そこでベテラン大工さんの特殊鋸をお借りした

畦挽きかと思ったら、折れた7寸目を詰めたそうで
これが実にいい感じ!
畦挽きは常備しているが、刃はずっとそのまま
7寸目でも手元は刃が残っているはず
早速、真似しよう!