現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

A.GJQ-02

現場治具クイズの第二弾!
多くの方には参加して頂きありがとうございますorz

今回はこれ!

美味しく頂きました(笑)

改めてこれ!

天井下地のゲンゾウ突き付けアシスト治具
名付けて「カネウケ ゲンゾウ君」(笑)

天井下地は野縁をぐるっと回し、尺間に野縁を流す
これまではほとんど掘って納めてきた
しかし今回は前回と同様、手間請けらしくゲンゾウで

仕事の流れとしては、まず切り墨をヒカる
墨残しで若干テーパーにカット
回した野縁の墨に合わせて治具を握る

カットした野縁を治具に載せ、釘打ち機を玄翁代りに寄せる

バンバンと65を2本!!

治具は撮影の為、ビス止め

返しを治具無しで真ん中に1本!

実はこの1本がかなり効く!

反対側はあらかじめ受け材を打ち載せてあるので、治具はひっくり返して

この治具を使うメリットとしては
・位置も高さも一発で決まり、後から玄翁での微調整がほとんど必要ない
・同様に野縁が若干捻っていても釘打ち機パワーで治具に寄るので、結果として矩に落ち着く
・カットした野縁が多少短くても、治具に乗るので問題ない
・打ち角度が悪かったり、下の釘を拾いハネても手を傷めない

もちろん治具無しでも仕事はできる
あるとちょっと便利で質が上がる
それが現場治具

野縁は横(30使い)で流す方が多いかと
自分は親方元にいた時から縦使い
ボードジョイントは野縁をダブルに流す
使う釘打ち機が65なので、どうしても縦使いにせざる得ないのもある
高圧90が欲しい(笑)

ショボーンさん
おめでとうございます
次回は未定ですが、またよろしくお願いしますorz

しばらく天井下地が続く
内容に変化がないので、明日は企画倒れ間違いなしの新企画を予定(笑)