現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

新建材見切りを考える 出隅編

さて、まずは謝罪をしたいと思います

いつぞや本家でもこちらでも90度V溝ビット2度付きで、出隅が出来ると恥ずかしくもコメント
その後、本家さんとメールでのやり取りの中で、純正品のように確かな出隅が出来ないと確認
一度試みて似たような物ができ早合点
利兼さんはじめ、多くの方に迷惑をお掛け申し訳ありませんでした
同じような事を二度と繰り返さないよう、反省します

ちなみに純正品
表側

裏側

組んだ時

少し前、自分が作った似たようなバッタもん

純正品を見るとわかるようにX型に掘ってある
この形だからこそ90度溝でも出隅を構成できる
しかし90度V溝ビット2度付きでは無理な加工
バッタもんは2ミリほど浅く掘ってから、シート裏直前までの残りは手鋸とカッタで掘ったもの

純正品はおそらくビットを傾斜して掘っているかと

こんな感じかな?

実は今回、出隅用46度巾木ビットにて傾斜彫りし、純正品のような加工が出来ないか試みる予定だった
しかし後述するが、時間的に厳しくなり試せず申し訳ありません
今更かもしれませんが機会を作って、再度報告したいと思います

ちなみに46度巾木ビットでの加工

組んだら

2件目で加工は慣れてきたが、ビットの方は舐めてきて(笑)
シートバリをなるべく出さない為にルータは3往復させている


少し作業日誌から離れていたが、ここで今日の仕事内容を
完成間際の御宅で一番気を使って仕事をし、ブログでの初画素となった階段縦笠木から腰壁笠木への連結
ここのやり直し工事を…

お客様が開放感を求めて、この連結を階段側板と同じ勾配にしたいと
一階の上がりの笠木はそうしてある
夢の注文住宅ですから、お客様の要望に応えるのは当然
そこに異論は全くない
でもかなり頑張った場所、精神的にはちと辛い

階段に絡む縦笠木は今更取れないので、その上から手を付けるしかない
元請けさんからは「今更留めは無理だろうし、見た目はともかく形として納めてくれ」と
見た目はともかく?
自分はかなりの面食いなんですけど(笑)

縦笠木と勾配笠木は現場切り留めでいきました!
勾配笠木と腰壁笠木との絡みは頭を悩ませたが、単純に乗っけるだけだと変に空いた感じになるので、2分下がりの突きつけに

この御宅での唯一の見せ場、妥協できませんよね(笑)

おかげで4日の建前準備が全く出来ておらず、明日の日曜日に
スイーツバイキング以来、全く休んでいないので3日は三木じゃなくて、休んで身も体もリフレッシュしたかった
それに天気予報も…