現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

最後に入口枠

さて、昨日アップした画像の通り、完成が見えてきたこの段階でも一階の入口枠はほとんどついていない
玄関框と絡む土間納戸への片引き枠と、昨日の洗面所への片引き枠のみ

ちなみに画像を貼るようになってからは100%リアルタイム更新
作業日誌らしくなっております(笑)

入口枠を付けるタイミングは大工によって大きく違う
ある知り合いは、面倒臭い所から手を付けるよう心掛けているから、枠は何より先に
かの知り合いは、部屋ごとに仕上げでいくのでその都度

正解はないかもしれない
でも在来、新建材、ボード直張りならこのように最後の最後でもOK!

今日の仕事内容はドア枠4箇所、それに絡む階段上がり笠木、それらに絡むボード張り

昨日と似た角度から


反対側の部屋から


キッチン側から


養生で分からないけどキッチンも付いた(笑)



オマケの計画的養生


わずか一日で終わる作業なのに、わざわざ慌てて入口枠を付けなくてもと思ってしまう
仮にボード張りの前に枠を付けたとすると、3×6や3×8、その他建材や道具を持って何回くぐる事か?
搬入を含めたらかなりの数になるはず
そして何より養生が必要
養生の良し悪しも仕事に影響する
しかもその養生があっても入口枠下を無作為にくぐる大工はいないはず
必ず気を使っている

正直、新建材建具枠の据え付け自体は簡単
大切なのは下地
確かな下地を作ったら、直ぐに枠を入れたくなる気持ちは分かる
しかしそこをあえて踏み止まり、最後にまわす
すると枠の存在の煩わしさから開放され、新たな作業の流れが出来てくる
最後に入口枠!
お勧めします
そうそうやっとUFOの出番です!(笑)

とりあえず枠もボードも終わった
おそらく一般的な現場なら、残すは見切り類のみ
いよいよ完成が見えてきた!
と、思ったらここの元請けさんのお得意でトイレや洗面所にキッチンパネルをペタペタと(笑)
ボード作業台の活躍はまだ続く