現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

床を張る 張る編その一

支給品のボンドはオーシカ製のセレクティNB-700根太用
アクリル樹脂系のエマルジョンタイプ
水性で扱いやすいが、いろんな意味で少し不安
ウレタン樹脂系の方が安心感が持てる
個人的には発泡ウレタンが好み
木工ボンドはダメですよ(笑)

しかし手間請けの立場でわざわざ支給品を使わないで、こちらから持ち出すのもなんだかなぁ
建具付近など要所はウレタン樹脂系、あとは支給品のアクリル樹脂系の両刀使いとした

そのウレタン樹脂系はネダボンドKU-X
実はtetsu_9thさんからの頂き物
先のプチオフ会でお会いした時に頂きました
tetsuさん
あらためて、ありがとうございましたorz
問題なく使えました!

ボンドは量ではなく線の数で勝負するタイプ
また線自体も太くはない
時にボンドの厚みは悪さをする
横は尺間で7本、縦は3本の網目状に

このボンドの付け方は大工の個性が出るから面白い
波打タイプ
丸書いてチョンタイプ
ギザギザタイプ
ある大工は自分の名前を書いていた(笑)

最初の一通り目は実墨に合わせて胴縁が打ってあるので、それに当てまずは壁内を打っていく
動かなくなった所で実に打つ
だいたい7.5寸間見当
尺側には2本
下の合板を跨ぐ時はそれぞれに打つ

今回、4ミリフロアタッカを新調した
新調したと言っても中古品
日立N3804HMF
少し前に、知り合いの知り合いの大工が50が打てないからほとんど使っていないとの情報が
問い合わせると
先方が「20Kで譲るよー」と
でも自分が「もう少し勉強してー」と
「なら15Kでいいよー」と
「ほいなら買いますよー」と顔も知らないのに商談成立(笑)
現物を見ると20Kでも良かったと思うほどの美品
でも大好きなあの緑のハードケースなし

しかしこの日立フロアタッカは台湾製で屈折防止機構がない
またレギュレータがついている高圧もどき
本家記事にあったように、決してお勧めモデルではないと思う
それにスケ○椅子色はまだ我慢するが、あのフレア系?デザインは我慢ならん!
一日も早くモデルチェンジすべし
壁際一枚目通りの実に打つ時、タッカを逆手持ちにするが、ダスターボタンがすこぶる邪魔
やっぱり15Kの価値かな(笑)

長くなったので、張る編その二へ