現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

試す価値?

今日から2階床張り
まずは片付けから
そこでふとブログネタが浮かんだ

断熱材の管理について
今回使ったのは袋入り6パック9尺75ミリグラスウール
温暖なこちらの地域ではごくごくありふれたもの

ギチギチパンパンに詰まった状態で搬入されてくるが、開封すると一気に膨れ上がり、かさばるかさばる
直ぐに使い終えられれば問題がないが、邪魔者以外の何者でもない!
置き場にも困るし、移動させ辛い

しかし開封時、カッターの入れ方に工夫すると、ある程度まとまった状態をキープでき、散乱する事を防げる
もちろん移動も楽に

さて、そのカッターの入れ方とは?

連日のプチクイズはクドいので、早速答えを(笑)
簡単に言うとローマ数字の1やアルファベットIの大文字のように上下に横、真ん中一本縦に切る
、これだけ(笑)

具体的に説明すると
まず断熱材の木端側を上向きにして床に置く
袋の上端から20センチ程の所を横に切る
同じように下端も切る
切り幅は断熱材の木端分つまり枚数分、それより短か目に

次にど真ん中を縦に切るが、上下に入れた横の切り目から5センチ程離して切り目同士は繋げない
ここが肝
また、まとめ役のPPバンドもこの段階では切らない
あくまでも袋だけを切る

切った先から断熱材は膨張しだすが、PPバンドで一旦止まる
止まったところであらためてPPバンドを切る
すると一気に膨張するが、横の切れ目が効いて縦の切れ目はそこで止まる
つまり、中央部は開放されるが、上端下端は元の袋でまとめられた状態のまま
ポケットティッシュ状態かな(笑)

横の切れ目と縦の切れ目を繋げないのは、そこが効いて膨張の威力を殺してくれるから
最終的には繋がる
PPバンドを一旦切らないのも同じ理由から
一気に切れ目を入れると、ただそのまま全開放するだけ(笑)

百発百中とはいかないが慣れると9割くらいは成功する
しかし失敗もある
失敗したらそれまで(笑)
でも、これまでレクチャーした大工には納得してもらって概ね好評
しかし継続してくれる方は…(笑)

何事も慣れるまでが勝負
横を何処に入れるか?
残しを何センチにするか?
勝負しない事には何も得られない

あの邪魔者をどうにかしたい方は騙されたと思ってお試しを!
ただし!
騙されたと言っても責任は一切取りませんのでORZ