現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

台風に備えて

ヤバイ、台風がモロに来そう
何かあっちゃ困るので、今日は一日台風に備えての作業を
と、いっても外部胴縁施工の事
透湿防水シートだけだと不安だし、バタつき音はお隣さんを刺激する恐れも
また予想される大雨により雨漏り有無の確認もできる

サイディングは横張り、すなわち胴縁は縦
檜6分胴縁を使う
出隅とジョイントには3.5貫を

まずは墨出し
馬鹿棒胴縁の木口に3寸長ほどの胴縁を張り付けL型に
そのLを出隅に引っ掛けて墨を出していく
延長する時はひっくり返してLが引っかからないように
墨出しといっても墨打ちはしない、足場の都合の良い所から、胴縁位置をポイントしていく

ここら辺では曲がっ下地は「酔ってる」とバカにする
行儀の良いシラフの下地を目指す

土台水切り+20ミリで打って欲しいとの要望なので、20ミリ厚パッキンを挟んでから載せていく
NC65を尺間見当、やや上向きで打っていく
気をつけなければならないのは、やはり貫通
貫通は雨漏りの要因
釘頭が透湿防水シートより上になるので、面材の貫通釘よりタチが悪い
特にベランダ笠木のように両面から面材が張ってある場合、貫通が視認できない
より慎重に
未だに充電丸ノコ無し状態なので、下で切ってから運んでいくが、これはこれで早かったかも
木口一切り捨ても苦にならないし、貫も綺麗に矩カット
片付けも一箇所で楽

頑張って40坪+ベランダがあるこの物件の外部胴縁を一日でほぼ終らせた
最後はコードレスランタンでの作業
久々にMAX働いた気がする
かなりくたびれたが、心地良い疲れでもある
もしかしたらカーペンターズハイかも(笑)

3時頃には足場屋さんが来て、控えの増設とネットをさげてくれた
胴縁打っても暴れそうな透湿シート箇所には専用のスプレーボンドで抑える
長尺物に掛けてあるシートもやり直し、足場板を載せ、それごと細かく結ぶ
産廃ボックス内のゴミも飛ばないように
電気ドラムも巻いて片付ける
強風で電線が凶器になる事もある
仮設トイレ用の杭も増し打ちし、扉はガムテで固定

とりあえず、考えられる対策はした
あとは祈るばかり