現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

ベランダプレカット

今日は午後から現場入り。
道中、雨が振り出しベランダ施工は諦めた。
でも、ベランダが終わらないと先へは進めない。
仕上がり寸法は分かっているので、材の切り回しと加工をする事に。

まずは勾配根太作り。
これまで親方作業場で作ってきたが現在、そちらは内法の仕上げ中の為、現場で作る事に。
ベランダは芯で4.5尺出、壁のフケと溝分を考慮し勾配根太長は1mほどになる。
また使う1.5寸角でロスが出ない様に、真半分に割って都合の良い寸法の10→32ミリで挽き割る。もちろん1/50勾配は確保している。

一本挽き割ったところで切り口をプレナーで整える。
これが勾配根太の定規となる。
そしてこの定規と丸のこガイドにて1.5寸角を挽き割り同寸の勾配根太を作っていく。
この勾配根太上に1.5寸角根太を尺間で交差させるので、これもカット&下穴開け。

今回の床は三重張り。
合板→ボード→ケイカルの順、どれも12ミリ。
床、溝、立ち上がりを考慮しロスがほとんど出ない寸法でカット。
ラスト一枚の幅詰め残しだけにする。

溝の勾配取りには1×3.5寸を使う。
奥側は勾配に付け、手前側は水平に付けて小穴にて勾配を取る。

材の準備は出来た、後はお天気次第。
ブルーシート下での作業は避けたい、でも外部を早く終わらせたい。