現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

窓抜きとサッシ取り付け

3尺幅未満の窓は一旦その存在を無視し面材を張ってしまう。
その後、窓の大きさに合わせて面材をカットする、いわゆる窓抜き。
これまで室内から四隅にドリルで穴を開け、外に出て四隅を墨で結び、丸ノコでカット。
いつからか丸ノコは有線から充電に。

でも先の現場からセーバソー(レシプロソー)日立CR13VCで。
前回は、室内から充電丸ノコの際切りでできっかけを作り、そこからセーバソーで。
刃はZソーレシプロ用。
でも今回は充電丸ノコ無しなので、セーバソーでダイレクトに切ってみる。
しかし刃が暴れて余計な所に傷が付く。
パワーが有り過ぎるようなので、5段階の2にして慎重に。
何回かやっているうちに要領を得てスムーズに。
最後の一切りは手鋸にして面材の落下を防ぐ。

それでも刃には負担が掛かっているようで、12箇所の残り1箇所で刃が根元からポキン!と。
最後の窓は丸ノコで(笑)

でもセーバソーだとカット後の見た目がよろしくない。
できればお客様には見せたくない。
それに際切りのきっかけはあった方が良いな。

午後一からサッシ搬入。
サッシ屋さん二人に所定の場所に納めてもらい、自分が仮止め。
このパターンの鬼ごっこ
今回のサッシは黒、なるべく触りたくない(笑)
障子は後日搬入。

仮止め後、正規に止めて行く。
掃き出しなど高さのある窓は、あらかじめ垂直の逃げ墨を面材に出しておき、それを目安にする。
窓枠が入隅にピタッとなる箇所はより慎重に。
未入荷の玄関、未施工のベランダ掃き出しを除いてサッシが納まった。
面材とサッシが付くと家の雰囲気が出てきた。
屋根も山と棟を残すのみ。

今回もお決まりでベランダがあるが、出が4.5尺で幅が5間もある。
まだ手をつけていないが、晴れているうちにやりたい。
でも明日は後輩の建前応援。
明後日からは先の現場の仕上げの為、少し現場を離れる。

雨不足は深刻だが降って欲しくない。
天気予報が気になる。
ブルーシート下での作業は、きっと死を招く(笑)