現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

隣の現場

今日も面材張り。
まずは一階の北面と玄関周りを。
玄関両脇には1.5尺と3尺の袖壁がある為、入隅下地が必要になる。
先に片方を張ってから野縁で入隅下地を。
そして柱面から3寸離れた所に間柱を立てる。
野縁はあくまでも面材受けとし、間柱で胴縁を受ける。
3寸離れさせる事で縦胴縁も同じ様に入隅から離れる。
サイディングの施工性を高くする狙い。
耐力壁になる場合は1.5寸厚間柱をそのまま入隅下地に。

その後、二階へ上がり同じ様に面材を。
作業が進むに連れ室内に風が入らなくなり暑さが増す。
二階は屋根の熱も伝わる為、一階より確実に暑い。
でもその上で頑張っている瓦屋さんの事を思えば弱音ははけない。

自分で決めた今日のノルマは面材を張り終える事。
ペース配分を考え作業したつもりだったが、結局最後はバタバタと。
とりあえず今日だけで3×10板46枚を張ったが、小窓抜きと出隅と窓横は残った。
明日午後にサッシ搬入予定。
それまでに下地を作り終え、サッシ屋さんにそのまま現地に納めてもらう思惑。
今回のサッシは黒。一人であっちこっち持ち運ぶのは避けたい。

たまに顔を合わせる隣の現場の大工と軽く話をするようになった。
お互い「暑い」の一言目は決まり文句(笑)
還暦くらいのベテラン大工さんだが、自分と同じでずっと一人での作業、しかも遅くまで頑張っておられる。
面識はまるっきり無かったが、同じ市内在住だった。
同じ市内なら話していけば何処かで必ず繋がる。
今回は板金屋で繋がった(笑)

わざわざ覗く事はしないが、隣の現場は気になると言えは気になる(笑)
エアビス打ち機はおそらくマキタの最新モデル?
少しずつ打ち解けてきたし、お互い一人で寂しい時もある。
そのうち現場談議も出来るかな?