現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

頑丈に頑丈に

サッシ打ち合わせ予定だったが明日に延期。
材木屋さんも金物屋さんも外壁屋さんもお休み。
打ち合わせすら出来ない。
隣の新築現場の大工さんも今日から盆休みらしい。
とりあえず、一人寂しく耐震金物を。
でもビス多過ぎ!木が可哀想。

今の在来軸組み住宅は大地震で損傷こそしてもまず倒壊はさけられると思う。
それほど強固。
あらゆる金物で結束し床も壁も面材で囲い、潰れる余地はない

でも何十年後、いざ解体となった時どうだろう?かと。
今の住宅解体の概念や技術では、潰すに潰せない気がする。
中規模以上のリフォームならより厄介かも。
集成材や合板の優秀な初期強度がなくなっているにしろ、容易ではないだろう。
当然、コストはかさみ再利用も出来ない。
この剛床、どうやって剥がすの?
近い将来、大きな問題になるかもしれない。

頑張って頑丈に頑丈にと作っているが、ふとそんな事を思った夕方。