現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

片付け…そして反省

今日は道具と金物の引き上げ、そして清掃。
こんなに道具が必要かと思うほどある、経費がかかるはずだよ。
釘、ビス類も種類別にまとめる。
窓はダスターで吹き、床はしっかりと掃除機をかけ綺麗に。

養生だけの現場で、あらためて自分の仕事を見直して見る。
いろいろと気をつけているつもりでも、やはり一つ二つ気に入らない所がある。
やり直すほどではないが、気に入らないものは気に入らない。
ちなみに廻縁の入隅、階段側板と笠木の突き付け。

建具や窓枠の納まりに関しては合格かな。
熟慮した分、不自然な所はないと思う。
キッチンパネル張りもアルミモールもこの一年でかなり上手くなった。

そして手間請けとして一番重要な儲かったか?否か?
完成までもう3〜4回は来ないといけないが、当初の思惑は概ねクリアできたかなと。
ただし、設定自体低いかもしれない。
でも細かい事をやった割には早く納めたと思う。

そしてその頂いた手間代に対しての仕事の質は?
お客様に見える部分は、問題なく納められたと思う。
たとえ同業者に見られても大きなケチはつけられない自負もある。

仕上がってしまえば見えなくなる所にかなり手を掛けているが、その判断は難しい。
もしかしたら不必要で自己満足かもしれない。
クロスを貼ってしまえばたぶん同業者にも分からない部分。
その判断はたぶん20年以上未来にこの住宅を修繕する大工に任せよう。
これまで修繕工事に行って、前の大工の仕事ぶりに感心する事は多々あった。
知る由も無いが、いつの日かその逆になってみたい。

あくまでも自己採点としては合格かと。
でも、良い住宅の判断は手間請け大工でも、元請けでもなくやっぱりお客様。
これは忘れてはならない。

さて次の現場は8月8日上棟。
そしていつもの元請けさん。
しかし今回と違いかなり厳しい手間請け代。
ここら辺の工務店手間請け代の下の方かも。
請けるか少し迷ったが、日頃から大変にお世話になっている元請けさんの依頼。
予定もこちらに合わせて連続しての仕事にして頂いた。
たとえ厳しい現場でも、ご指名で仕事を頂ける事は素直に嬉しい。

でもこれまでのやり方が通用しないは理解しないと。
ブログに書けるような仕事内容にならないかも。
それでも請けた以上、キチッと納めたたい。

それまで少し早い夏休みで身も心もリフレッシュ!
そして厳しい現場に立ち向かおう!

お知らせ
明日、打ち合わせをしてから少し早い夏休みに入ります。
それまで更新をお休みさせて頂きます。
仕事再開は8月5日を予定しております。
前述したようにかなり厳しい現場で、いつも以上に中味の無い内容になる可能性大ですが(笑)手間請け大工の立場から、何かしら書いていこうと思っています。
では!