現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

肩透かし

今日は金物検査
…のはずだった。
毎回、午後2時頃が多かったが、待てど暮らせどやって来ない。
4時になっても来ないので元請けさんに電話。
確認すると言ったきりその後、音沙汰なし。

結局、検査員は来なかったが経緯も今後もそして意味も不明。
どうせ金物入れはやらなきゃならない事だが、急いだ時間が無駄に思え損した気分。

そういえば前回も同様だった。
予定日から丸々一週間後にやってきた。
今回はしっかりと経緯を聞ききっとした対応を求める。
三度目はごめん蒙りたい。

そんな不安定な心境の中、温室でのベランダドブ施工。
ベランダはコの字だが、広い方は出が5尺で幅は6間もある。
両端に排水口を設ける為、半分の3間で50ミリ程の落差になる。
かなり緩い勾配。
間柱でその勾配根太を一本作り、丸のこガイドで増産。
ドブ幅は6寸6分の200ミリ。
他と同じで三重張り。

幅が200ミリなのは、手持ちの自在錐が入る寸法だから(笑)
でもあるが、使う排水ドレンのツバ寸法の為。
また他と同じでドブも勾配根太の前に立ち上がりにケイカルを張る。
最近手に入れたNV32Aがまさに200ミリギリギリのジャストサイズ。
いつもより早く事が進む。

排水ドレンの中心を最も低くする。
その後は逆転勾配にし、入隅に水が溜まらないように。

しかし蒸し暑い!
ポタポタとドブに汗が落ちる。
ズボンはお漏らしをしたみたいに。
ベランダを出るだけでかなりの幸福感。
本来なら涼しくないはずの微風が心地良い。
一階に降りると天国。

ブルーシート越しに入ってくる青白い日差しが真っ白いケイカルに反射し眩しい。
外でケイカルをカットする時はサングラスを掛ける時もある。
持ってくればと少し後悔。

なんとか稼ぎにならないベランダが完了。
あとは防水屋さんに託す。
早くブルーシートを剥がしたい。
でないと倒れるわ!