現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

暑さ対策

今日から一回り歳下の後輩が現場入り。
しかしいろいろと忙しいらしく、継続的ではなく断続的。

こちらとしても基本一人でやるつもりだったが、次の上棟が近くなり少しでも来てくれるのは助かる。
かと言って継続的に最後まで一緒だと日程的にも予算的にも予定が狂う。
どの位断続的になるかは分からないが、とりあえず双方の思惑は合致している。

まずは後輩には金物を。
こちらが言わなくても自分のエアインパクトWH12H2で。
金物ビスはエアインパクトが一番楽。
一度体験するとやめられない魔力が(笑)
暑いこの時期は、冷たいボディと排気は心地良い。

でもコンプレッサーの事を考えると不安になる。
実際今日はコンプレッサーずっと回りっぱなし。
サブタンクを介しているが、剛床用ビスだと一箇所でもエアが追っつかなくなる。
今は、この魔力とリスクを合わせ持つエアインパクトは垂木へのXポイントビスと金物ビスに限定して使っている。

しかし金物ビスは材を傷めているしか思えない。
あんな近くに太いビスをこれでもか!と。
時に作業中にビス穴は割れで繋がる。
また一度の揺れならともかく、度重なる余震を伴う地震にはどうかと思う。
でもブツブツ言っても付けないと検査に通らないので、しっかりと付ける。

自分はサイディング用下地とベランダ下の垂れ壁を。
つまり壁の構造用合板を一気に張る準備。

サイディングのジョイント位置は先日、外壁屋さんが来て出していってくれている。
一昔前はサイディング目地は柱芯が多かったが、今はサッシ際に合わせる事が多い。
これは引っ掛け金物施工により、幅狭が張りにくくなったからだそうだ。

ベランダ下の垂れ壁には大きな問題が。
南側3尺の持ち出しベランダの下には農作業小屋がある。
出の3尺のうち1尺は農作業小屋の屋根に覆いかぶさっている。
その屋根の折半と一番大きな持ち出し梁との間隔は、一番狭いところで5センチ無い。
当然、持ち出し梁に軒天を直接打ち上げるしかない。
どう下地を作り、どう軒天を張るか頭を悩ませる。

3時から後輩は二階壁の構造用合板張り。
一階からで無いのは防蟻工事がまだだから。

30坪ちょっとの家を一人で一日で張り終わったと豪語していたので、お手並み拝見。
う〜ん、やっぱり若いって素晴らしい!
単純に動きが早い。
合板は任せた!(笑)
でも屋切りは嫌いらしい。

その屋切り上には瓦屋さん。
今日は瓦の荷上げ。
降りてくる顔を見ると、ベランダ下で「今日は暑い」と愚痴っていたことが申し訳なく思う。
一服の時、水筒の中身を聞くと静岡県民らしく冷たい緑茶だと。
もちろん急須から入れたやつで美味しいのは間違いない。
でも大汗かいている。

そこでこの時期、常備している塩分補給のタブレットを。
ちなみにこれ
http://sp.kenko.com/product/item/itm_6917368272.html
2年ほど前から気に入っている。
ラムネのようにすっと溶けて味も良い。

多くの職人さんに譲ってきたがかなり好評。
気に入って高校野球している子供に持たせている方も。
飴のように口に残らないのが良い所。

今回も瓦屋さんと後輩も気に入ったようで、どこで売っているか聞いてきた。
でも美味しいからといって摂り過ぎには要注意。

しかし一番嬉しい塩分補給はやっぱりスイカに塩。
建前の時にお客様が用意して下さったが飛ぶように売れていた。

これから過酷な夏がやってくる。
現場での体調管理も大切なお仕事。
ちなみに自分の水筒の中身はスポーツドリンク。

そんな偉そうな事を言っているが、今日は晩御飯を食べた直後にバタンQ。
起きたら深夜に。
疲れが溜まっているようで。
久々に日曜日休みにしよう。