現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

修理見積り

深夜、ポツポツと雨音。
天気予報を信じまともな雨養生はしていない。
不安が募る。
焦るようにいつもより早く現場に入る。

うわっ!と、ひんやりベタつく足袋を履く。
いつものように干して置いたが乾かなかったようだ。

着いた頃には雨は止み、総雨量はしれていた。
それでもベランダの構造用合板は濡れている。
慌てて水をホウキで掃き出し、分別していた切り粉屑を撒き水分を吸わせる。
少しおいて木っ端で寄せて片付ける。
もう一度乾いた切り粉屑を撒く。

しばらくすると日差しが。
切り粉を集め、合板を乾かせる。
幸い、室内にはほとんど降り込んでおらず多少なり安堵する。

ベランダは合板の上に転ばし根太を這わせる。
直接床を張らないので、仕上げに影響が少ないのが救い。
でも、やはり合板は濡らすべきではない。
現場責任者として濡らした事に罪悪感を感じる。

朝から瓦屋さんが瓦棒打ちに。
この現場は電圧が低いようで、別回路でもコンプレッサー2台は不安。
自分の補助タンクに繋いてもらう。

実はたぶん低電圧が理由で野地施工の時に電子丸のこC5MVYが動かなくなってしまった。
建前で落としたC14DSL2と同時に修理見積りを依頼。
その見積りが今日来た。

C14DSL2は18000円ちょっと。
C5MVYが21000円ちょっと。
新品の値段かよ!
と突っ込んだのは言うまでもない。
もちろん修理依頼は取り下げた。

日立の営業さんに昨日、本家号外で知ったキャンペーンの話を。
こちらでもやってますと。
でも馴染みの金物屋さんにはチラシ一つなく、社長は知らなかった。
すでに充電丸のこの無い現場は考えられない体質になっており、今週はあらゆる場面でストレスがたまっていた。

買うつもり度80%でWH18DDLとC18DSL2の見積りを依頼。
返答を待つ間に一本の電話。
商工会議所からで、一人親方保険の更新について。
その保険料が3万弱、忘れていた経費。

馴染みの金物屋さんから見積りの電話を受けた時には、すでに買うつもり度は10%以下に急低下。
もちろん買いたい度は100%だが、とりあえず金額を聞いてから「考慮します」と。
欲張らず14.4の充電丸のこだけも買うかな。

今日は痛む肘をかばいながら、サッシ下地入れ。
やはり慣れた間柱立ててからの水平カット。
でもこのままでは伊藤智仁になってしまう。
無理は禁物。

天気予報では夕方から再び雨と。
ピンポイントでの雨雲の動きをみると5時には降りそう。
昨日の失敗は今日の粮
3時からは雨養生を。
ブルーシートをぐるっと巻き、合板を再び濡らさないように。
予報通り5時には降ってきた。
慌てて瓦屋さんが降りてくる。

ふむふむと完璧な雨養生を見つめ帰り支度。
しかし!ハイエースの運転席窓が全開!
あちゃー!
こんな時はもう笑うしかない(笑)