現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

材料切り回し

先日早朝、親方から電話。
その前日に自分が施工した階段周りの腰壁下地にラーチ合板を張ったのが気に入らないらしい。
「ラーチ一枚いくらか知ってるだろ?胴縁にしろ!」と
でも、これまで強度と足当たりを考えて親方元ではずっとやってきた事。
使ったラーチも2枚だけ。
しかし、そう考える心境を弟子として察する。

自分が担当した2階は階段笠木を除いてボードを張るだけの状態にし日曜日に現場を離れた。
でも今日は雨で建前準備が出来ないので、その2階のボードを張る。

ボードは9.5の3×6。
天井高は2500ミリに胴縁下地。

3×6上、窓上、腰窓下、建具上、袖壁など必要な長さと枚数をすべて把握する。
ロスが少なくなるよう、3×6をどう切るかパズルの様に考える。
そして必要な分を一気に切る。

3×6は面取りとビス墨をし必要数の40枚ほどを壁に立て掛ける。
つまり幅詰め作業だけをする状態に。
この作業が10時頃まで。
そこから一気に張っていく。
でもビスはバラ(笑)

おそらく無造作にカット&張りをするより3〜4枚はボード節約ができたかと。
また張り手間こと時間節約も。
トータルでラーチ2枚分は返したつもり(笑)
でも、材料の切回しも大切な仕事。
同じ間取りでも、大工によって使う材料数も変わる。

明日も雨予報。
この際、2階ボード張りを終わらせてスッキリしよう!
でもまだかなり残っている、正直厳しいか?
ビス打ち機が恋しい