現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

ビッグトラブル発生!?

朝から窓枠作り。
今回は対面キッチンの前にカウンターを造作する。
幅300×長2300ほど。
材木屋さんに聞いたら300×3000のパインカウンターを頼むより、常備在庫品の600×4000×30の方が安いとは言わないがそんなに変わらないと。
微妙な言い回しで結局、詳細はわからない(笑)
でもそれならその端で窓枠や笠木を作る事に。

おそらく別に窓枠を頼むよりは確実に安くなるとは言えないが、たぶん安くなるかも(笑)
それにMDFより集成材の方がマシかも。
これらは初日に元請けさんの承諾は受けてある。
作業場が無い身なので現場で作る。

厚みが30ミリとなると窓枠下地に配慮が必要。
窓枠仕上げで120幅と決め、カウンター材を縦挽き。
木端は転ばぬよう二枚まとめてマキタ1900BAの新品替刃で仕上げる。
その仕上げ側にガイドを当てPG21BAでピースシャクリ。
集じん丸のことR30Y3を使うが現場は散乱。

角面を取り留めで組む。
ラク枠で通りを出す。
キッチン施工に必要な所に合板下地を仕込みボード張り。

今回は1800×2250のL型キッチン。
その2250が対面になるがそこに腰壁を設ける。
吊り戸棚もL型になるのでは垂れ壁が必要。
重さを考慮し角に柱一本を立てる事に。

その柱が立ち、垂れ壁と腰壁を起こしたのが5時過ぎ。
そこからカウンターと三方枠を納め、キッチン側に合板とボードを張る段取り。

6時のサイレンがなった頃、お客様からボイラーのスイッチが入らないと。
確かに今日、ボードを張る時にボイラーリモコンを脱着した。
もしかしたら自分が壊したかも?
でもその時はスイッチが入る事を確認したはずだし。
自分なりに調べたが理由が分からない。

ボイラーもリモコンも先月替えたばかりの新品。
メーカーに電話してがすでに留守電。
ボイラーをつけた水道屋さんに連絡するが今から来るはずもなく。

それに明日は朝からキッチン屋さんがくる。
現場を納めないと終わらないし帰れない。
現場責任者としてボイラーが動かないのはもっと許されない。
嫌な汗がドッと出る。

焦りでリモコンに気が取られていたがボイラー用の外コンセントに電気がきていない事が判明。
そっちは全く触っていないが、今日の作業の中で断線させてしまった可能性はある。
今日、張ったボードを逆順に外していく。
二枚目を外した時、なぜか?ボイラーにスイッチが入る。
???
訳が分からない???

ボード9.5に胴縁15ミリ、ボードビスは25ミリ。
わずかに貫通するが、断線するほどでもない。
周辺の電線をチェックするが問題は見当たらない。

ふっと息を吐き諦めかけた時、やっと理由が分かった。
クイズにしようかと思ったが誰ひとり分かるはずはない。

外したボードにはキッチン頭上照明のスイッチがある。
そのスイッチは既設の流用。
そのスイッチはなぜかボイラー用の外コンセントのスイッチとしても。
もちろん配線は先日電気屋さんにてやり直しをしている。

ボードを張る時、開口からプレートを引っ張り出した時、スイッチオフに。
ボードを外した時にスイッチオンになったようで…。
この数日間、ボイラーが使えていたのは単なる偶然。

とにかく原因が分かり一安心。
なんとか残りを納め綺麗に片付けて明日に備える。

明日は今回に限らず数多くのビッグトラブルメーカーである電気屋さん参上。
今日の事はまだ伝えてない。
さて、なんて言ってやろうか。

今日の一言
「疲れた」