現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

あっちからか?こっちからか?

朝から電気屋さんが来るはずだが来ない。
配線が終わらなければ天井を触れない。
早くて午後一らしいので予定変更で床張りを。

柱と筋交いを抜いてまでリビングとダイニングキッチンを一部屋にした以上、床板目地を通さない訳にはいかない。
張るのは1×6フロア。
床板通りでリビングは12尺、ダイニングキッチンは15尺ある。

揃いの外壁側ラインから張り始めると床板目地は簡単に通る。
しかし張り終いに4箇所の入り口がくる。
しかもそのうち3箇所は化粧柱に見切りの大壁仕様での無垢5分厚敷居へ突き付け。
難易度は高い。

でも反対側からだと張り終いは掃出し一箇所だか、縁が切れての張り始めになる。
昨日張った構造用合板壁の存在でダイニングの7尺目とリビングの4尺目の通りがやっと揃う。

もちろん事前に墨を出し計算上は簡単に墨を出せる。
しかしそれぞれ既存無垢敷居の突き付けスタートからの7尺目と4尺目の目地と通りを正確に揃えるの難しい。
ましてや相手は1×6フロア。
ユニのような空きも若干の通りのズレも許されない。
しかもメス実に釘を打てないタイプ。

さてどちら側から張るか?
どう目地と通りを正確に揃えるか?
何処かに「逃げ」はないのか?

続く