大工なら既存の建物の屋根勾配は目測である程度当てられると思う。
今回の御宅の玄関板金屋根は3.5寸勾配。
一階瓦屋根は4寸勾配。
二階の瓦屋根は4.5寸勾配と推測。
結果は玄関勾配以外は正解。
不正解だった玄関はなぜだか3.3寸勾配付近。
中途半端な勾配にしたのっきぴならない理由があったのだろう。
屋切りの外壁構造用合板は勾配で切る事になる。
そして母屋の部分も欠く事に。
新築なら3ミリほど余裕をみて事前にすべてをカットする。
それで問題が出るなら母屋が転んでる証拠。
でもリフォームでそれをやると不都合が出る可能性が非常に高い。
なので下で勾配だけを切り母屋のヒカリは現地で行い、足場上でコードレス丸ノコでカット。
多少の空きは全く問題がないが、余りに空いているは嫌。
その屋根勾配を構造用合板に墨する時、尺目スケールを使えば勾配定規となる自由金もフリーアングルもいらない。
構造用合板なので精度もそれなりで十分、フリーハンドで切る。
今回の御宅は柱外面に垂木面を合わせてあるので好都合。
母屋の周りに野縁を廻し構造用合板の受けとする。
あとはN50をバンバンと。
不思議なもので同じ様な作業の中でも、必ず好き嫌いがある。
自分はなぜだか屋切りの構造用合板張りが好き。
好きだからか作業が早いと言われた事が何度かある。
材の切り回しや足場の昇り降りを最小限にする事を考えたりするのが好きなのかも。
今日の現場談義
特別な理由がないけど妙に好きな作業ってあります?
嫌いな作業です。とはお客様には聞かせられませんが、好きな作業です。とならいくらでも語られます。
まさか、天井への断熱材入れが好きな方はいないでしょう(笑)
それと屋切りと矢切り、どちらが正しいのか?
知ってる方、ご教示願います。