現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

片付けられない、終わらせられない

今日は朝から耐震補強と外壁の張替えをする御宅で作業。
明日足場がかかるので、邪魔になる差し掛けというか木製テラスの解体を。
解体といっても再利用する為、慎重に外す。
間口4間で出は4.5尺弱。
柱三本で桁とも3寸角の簡素な作り。
でも継手が追っかけ継ぎしてました。
ふむふむとサシガネで寸法を測りお勉強の時間。
あっさり終わらせようと思ったが、編み入り波板のボロボロさに手を焼き、結局10時頃までかかった。そして新築現場へ。

再利用の下駄箱と無垢のカウンターの接続やトイレカウンターをやる。
配電盤を壁内に納めるのでその蓋を作ったりと、細々した作業。

ロフトの階段も、階段手摺もまだだしキッチンは30日。
アイランドタイプのトップは大黒柱に少し入れ込む為、その日にはいなくてはならない。
明後日もちょっとしたリフォームを頼まれている。
いつになったら終わるのか。

山場の階段が終わり気が抜けたのか、はたまた休みなしの疲れが出たのか、仕事上がりの片付け作業が億劫に。
これまで毎日持ち帰っていたコンプレッサーもより重く感じる。
なんとか80点の片付けを。

明日はロフト階段と階段手摺の加工。
指を飛ばさないよう気を付けます。

今日の現場談義
片付けられない症候群になりそうな心境ですが(笑)
普段、どんな物で現場を掃除をしてますか?
ホウキや集塵機は当たり前ですが、変わったところでは左官屋さんか使う馬毛の一丁刷毛や二丁刷毛を使ってます。
相手を傷付けないがしっかりと掃ける。
階段やスライド周辺は二丁刷毛で。
床張りは一丁刷毛で。

現場内でブロアやダスターはなるべく使いたくない。
飛ばすのはいいが目の前から無くなるだけで、実は拡散させているだけ。
可能な限り吸う。
だからフロアタッカーにダスター機能はいらない。
先から出ようがケツから出ようが興味無し。
コードレス集塵機と一丁刷毛で十分。

もちろん体やサッシを吹いたりには使いますよ。