先行廻縁が入り、続いて先行幅木である。
あれ?入り口枠は?
そうなんです。
自分は先行幅木を施工し外壁面のボードすべてを張ってから入り口枠を付ける。
これは新建材や後幅木でも同じである。
もちろんこれには条件がある。
建具がいく所の柱の根傾きが許容範囲内である事。
自分の中では2mで5厘(1.5ミリ)未満。
それ以上なら必ず垂直を取る作業をする。
今回は運良くすべて許容範囲内。
プレカットの恩恵かも?
基本的には先行廻縁と同じ、違うのは天井のように仕上がり墨を打てないと水平にバリがかえない事。
まずは白糸を仕上がりから一寸逃げに張り、養生テープにその逃げ墨を記する。
普段は鉛筆かボールペンで書くが、今回は柔らかい杉の床板。
筆圧も躊躇した。
結果として見やすさを考慮して白糸の上から水性マジックを塗り、塗れなかった所を墨とした。
水平バリの変わりは青いサポートリフター。
反対側の間柱や柱から力を受ける。
床は平らなはず。
しかし実際はある程度うねっている。
もちろん1ミリ程度の話で不陸と呼ぶほどではない。
しかしそのうねりを無視すれば幅木と床に隙間が生まれる。
その為、鉋で当たりを構う。
底に2ミリの溝をついた効果がここで活きてくる。
突き付けも良くなるし鉋掛けも楽になる。
ビスによりある程度は付くが、時間が経てば浮いてくる。
手で押して付く程度まで鉋で構う。
後は先行廻縁と同じ。
天井からサポートリフターをかいながらビス止め。
ビスは突き付ける為ではなくあくまでも浮き上がり防止として考えている。
入口枠との絡みは規定寸法より1ミリ程幅木を長くし木殺しと枠の押し付けにより付きを良くする。
先行廻縁と幅木が入ればボード張り。
今回は正月休みを挟む為、キリを考え二階を優先し一階は手付かず。
休み前には廻縁と幅木を入れた部屋はボードを張るつもり。
明日は仕事納め。
どこまでボードが張れるか楽しみ。
リンキンでもかけるかな(笑)