現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

無責任に相互

さて、今日は屋根替え工事の応援へ
板金屋根は既に解体済みで、広小舞と登り淀を流し、12厚合板60枚ほどを増し張り
不陸解消に相当手を焼いたけど、なんとか納めてきた
時間が余ったので外壁の一部を解体

そこで新しい道具の導入
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I君そそのかして買わせたんだけどね(笑)

マキタのバッテリーが使える、パチもん道具

www.youtube.com
解体仕事に良さそうでしょ?

概要欄にある海外サイトからでは怖いので、メルカリで購入
思ったより安かったし

しかも今回はあえてハイコーキのバッテリーで使うという、まさに相互に相互で相乗効果狙いのブログネタ(苦笑)
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マキタの道具をハイコーキのバッテリーで使うアタッチメント

こんなんでも普通に使えるから笑っちゃう(笑)
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ただ紹介しておいてなんですが、どちらの道具も自己責任でよろしくお願いします(苦笑)

逃げるは恥じゃないし役に立つ

さて、今回もボード直張り仕様なので、ボード張ってからの入口枠になる
なのでその前に鉛直の確認
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今回は買ったばかりのレーザー下げ振りで

https://toshikane.hatenablog.com/entry/2021/06/06/060000

下げ振りなので、レーザー墨出し器と違い水平合わせの必要がなく、ある程度平な所へ置けばOK!

柱に寄せてセットすれば30ミリなので、時間が掛からない
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ぶら下げる下げ振りより速いかも

うまく置けばリフォーム物件でも使えそうだし
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これは入団早々に一軍入りさ(笑)
迷ってるくらいなら買いましょう

窓枠に置けば水平チェックも楽勝だし
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ただ実際には建前時に下げ振りを仕舞う前に、あらかたチェックはしている
張ったボードに入口枠ドーン!の場合、後から出来ることが限られるので、あまりに悪い所はこのタイミングで手を掛けないとえらいことになるからね

ただ2メートルで1.5ミリまでを許容範囲とし、建具調整量に託し逃げてもいるけどね(苦笑)

今回運良く出なかった、1.5ミリ以上鉛直が悪い場合のボード張りはそのうちに

袖壁は逃げずに入口枠幅キツキツで下地を起こしている
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付属の出入り可能な枠ビスはとても便利だけど、わざわざ袖壁起こすのに、あえて透かす意図が見出せないのでね(苦笑)

ただ今回、縦もキツキツ、いやむしろ低いくらいだった(苦笑)
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プレカットでのマグサ欠きがこのジャスト寸法
いつもは+13ミリだったので疑わずにやったらこれ(苦笑)
何事もなく確認しましょう

では、どうするか?
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素直に縦枠を切ってしまえばいい(笑)
ついでにと床の癖取りも出来るし

横幅も下地の入れやすさを優先し、2ミリまでなら切ってしまう事もある
何事もなく臨機応変
既製品の建具枠は決して詰めてはならない呪縛から己を解放せよ(笑)


片引枠半壁に壁が起きてくるところ
方立ての位置が気になるよね

今回、パナでその方立て位置がジャスト寸法だった
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小さい小さい入隅壁が出来るよりはるかにいいね
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でもジャスト過ぎてなかなか手が掛かった
仮に鉛直が悪くても修正ができない訳だし

また、クローゼット枠や方立てにはボード溝
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これもあってもいいけど、時に厄介な存在になることもある

やっぱり逃げるが勝ち?(苦笑)