現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

ピンピンさ

さて、今更だけど初めてのピン工法の感想は、楽だし合理的だしとすこぶる好印象

朝一、親方からサラッと説明は受けたけど、やれば分かりますからとあっさりスタート(苦笑)

柱は前日に立てていたので山から梁を広げつつ、片っ端から脚立に乗り梁を納めていく慣れてるコンビ
勝手の分からないこちらはそれを下から眺めアタフタと(苦笑)

長尺梁はレッカーで吊るらしいのでその玉掛け係に勝手に就任
いつもなら図面を見なくても柱ホゾの向きである程度流れを読むことが出来るけど、ホゾ向きがないからさっぱりさ(笑)

下にいる者のお役目、柱構いも穴が見えないからアタフタ
それに納めた先から必ずピンを決めていくのがお約束事故に脚立が欠かせない

ピンは思ったほど堅くはなく他の大工は大玄
同じピンでもアホみたいにクソ堅いやつもあるらしい
今回は緩めのタイプだったみたい(笑)

それでもウレタンハンマーで納め大玄に持ち替えてとやるよりはPPウレタン片石頭や鉄板付きカケヤの方が手離れはいいかと
やっぱりショックレスウレタンハンマーの一方でピンが打てるやつがあれば最高かも

なんとなく感じが掴めてきたかもと思ったら一階組が完了
超速!
しかももう決まっているわけだし
起きも確認程度でほぼ修正なしと優秀
イメージ的にここまでボルト組より半分以下の経過時間

又、※が多く入れ間違えが何度かあったけど、それ用のポンチで簡単にピン抜き
ただ打ち直しは最初より緩くはなるからやっぱり間違えちゃダメ

羽柄をやる2人を下に残し剛床張りへ
ただここで梁が微妙に傾いているやつを発見
金物のつけ方である程度出てしまうらしい
その癖取りをしてからの剛床打ち
心理的に金物付近は打ちたくないので角っこはどうしても離れ気味に
それと普段通り真っ平らなつもりでたから柱金物に躓いて冷やっと!
ホースも引っかかるしで、あれ怖いね(苦笑)

続く