現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

ズルさと賢さ

さて、スタートダッシュ2日目
一階の入口マグサや7面ある耐力壁等々 面倒臭いところを残され、親方は二階へ
筋交いと金物をやるそうです(苦笑)

入口枠のマグサはプレカットではなく俺カット
かつては馬鹿棒で床から高さを拾い柱を2分五厘彫りマグサを差し込んでいた
もちろん間柱はぶら下げてから墨糸を打ち頭上で丸ノコカット
真ん中を弱ムクリ気味にし目で通りを確認
いい感じの弧になってると僕ちゃんご満悦(笑)

でも今はこんな感じ

柱へは入り隅下地を兼ねた45厚を張り付ける
ぶら下げる間柱は下でプレカット

実は床からマグサ高を求めていない
実際に求めてはいるけど、個々には求めていないということ
つまり階高を把握した上で梁下を基準に高さを判断
例えば梁が6寸ならマグサ高まで幾つと簡単に数字が出る
その数字で間柱は同寸でまとめカットしている
間柱欠きも考慮
もちろんガイド墨でね
結果として入口枠マグサに絡む間柱は一気にカット出来る

もちろんプレカットとはいえ左右で2ミリ差くらい出る事はたまにある
梁も気持ちよく真っ直ぐとは限らない

しかし入口枠入れの時、必ず鴨居とマグサとのスペースを測り必要厚のパッキンを噛ませる
そしてそれは床から高さを求めた場合でもオール同寸になる時ばかりじゃない
結局、慎重になり後から構うのならば下地は潔く走り、その時間を後に回す

でもこのやり方でマグサの通りが悪くなったり後で面倒になった事はない
ガイド墨カットを取得していれば弱ムクリも思うがままさ(笑)

ただ上吊りレールの場合は別の話なのでご了承を(苦笑)

マグサは1820-105=1715ミリで正確に必要数をまとめてカット
たまに柱元寸法が悪い時もあるので足元で確認する

入口枠の上下同寸にしておく意義は大きい

間柱ピッチもメジャーで求めない

現物を当てれば簡単に正解を求められる

ねっ早いでしょ(笑)

ぶら下げる間柱は片側2本

返しの1本で下がらないように

もちろん割れないように

サッシ幅詰めも後に困らないようにそして現場であるもので正確に作る

下手なスペースを作るより埋めてやろうね

断熱材入れなくていいし(笑)

とりあえず2日間で一階と二階の羽柄と金物と面材少々
そしてサッシ下地と入口枠&クローゼット枠マグサ
ついでの外壁入隅が完了とノルマ達成
つまり金物検査もサッシ屋さんも呼べる状態

O君がこれを1人なら4日でやると思うだけで気が滅入ると(苦笑)
ってか今日丸ノコ使ってないくせに(笑)