現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

順番がある

さて、昨日今日と先日上棟したNS君物件に応援に
聞くところによると別会社物件と掛け持ち状態
そちらは残り10日はどうしても掛かるらしい
ってことはほぼ年内じゃん
それじゃ大変
戻るにしろこちらを一日でも早く囲って安心したいところ
という訳で現場入り

NS君の意向でhさんにお任せという訳で人の現場なのに自分流で(笑)
2人1日でそれぞれ階の金物と羽柄とサッシ下地と内部入口マグサと袖壁までがノルマ
つまり4人工でサッシと中間検査を呼べるまでに

実はこのコンビでのスタートダッシュは3回目
初めての時は確か二日間とも19時近くまで掛かった
2回目は17時半には完了
そして今回は2日目の15時前には余裕でノルマを達成し更に壁下地まで触れた
つまり相当に早くなった
NS君曰く、hさんはやっている事そう変わっていないのに早くなったのは僕が早くなったからですよね
そう、そういうこと
慣れただけじゃなくてどうしたら早く正確に出来るのか?
それが伝わったからだと思うよ

たかが金物入れ
でも同じ人間でも取り組み方を変えるだけでスピードアップは容易に可能
3度目にして理解してくれたようで何より
そしてどんな作業にも順番がある
金物のビスの順番もある
窓下間柱のお越し方にも順番がある

例えばここも

カーテン下地と天井下地裏ライン下地

分かり辛いけど、1.5尺ピッチの羽柄間柱は27ミリ厚
でも桁とマグサの間柱欠きは30ミリ
つまりどちらかに寄せてあり3ミリ隙間がある
その3ミリを意識しないでキツキツ下地を入れ込もうとすると難儀することがある
全く同じ物を入れ込むにしろ順番を意識すれば綺麗に納まる
順番による違いを試したNS君「本当だ」と
そう何事にも順番を意識しなよ


右と左、どちらを先に入れた方がいいか分かるかな?
ちなみに間柱は左寄せ

それにしても今日は寒かった
川からの寒風が痛い