現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

丸ノコを知る

さて、盆休み無しで頑張ろうと思ったら建材がない
野縁も断熱も床板も
仕方ないのでお休みに(笑)
お休みの日はブログ書かないようにしているのでご無沙汰に

今更だけど前回の続きを

ガイド墨カットにおいてまず必要な事は自分の丸ノコを知ること
把握してます?

ここ5年ほど一軍エースの572君
左にエルアングルでカット

エルアングルから残りは91ミリほど
鋸道の向こうは92.5ミリほど
つまりは

3寸と3寸5厘
分かりやすくていいよね(笑)
シビアな仕上げ仕事はミリ目読みで仕事しているが下地仕事はほぼ寸目読み
572を愛用する大きな理由
ちなみに573がどうかは知らない(笑)
もちろんチップソーの厚みも重要な寸法

右にエルアングル寸法も把握しておこう

寸目読みでも微妙(笑)

左から2尺で切る場合

当然2尺が切り墨で1尺7寸がガイド墨

切り墨無視してガイド墨にエルアングル合わせてはいカット!

当たり前に2尺だよね(笑)

逆に右から2尺で切る場合

2尺3寸5厘がガイド墨に

当たり前に2尺だよね(笑)

そのガイド墨は鉛筆じゃなくてボールペンで

鉛筆だと書くたびに墨幅が変わる事も
ボールペンならいつでも同じ
それと切り墨とガイド墨を色分けする事で事故防止に
慣れていけば切り墨は必要なくなる

当たり前の事を当たり前に書いただけなんだけどこれを簡単にやれるようになると仕事が捗る
ガイド墨の最大のメリットは早くて正確
切り墨合わせなら丸ノコ軽く回してチョンチョンと覗き込むように
当然切り墨を切り初め付近にしなければならない
丸ノコベースの刃先ガイドも同様
丸ノコ回さなくても済むけど切り墨の位置は限定される

ガイド墨ならエルアングル上のどこでもいい
測りやすい所、書きやすい所でOK
あとは目線そのままに墨にエルアングルを合わせるだけ

このほんのちょっとの差がチリも積もればでかなりの差になる
なにより長さがより揃うから辞められない
同寸もん大量カットなら間違いなくガイド墨
もちろん右から測ろうが左から測ろうが自由自在
頭の中で変換すればいいだけ

ここまでが基本の基本
応用編はまた後日