現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

愛という名のもとに

さて、世間様はGWらしいけど(笑)
完成間際の方の物件へ
最後の階段手摺付け
ここのはちょいと変わっていて30×90の檜材を使う
ブラケットは45角をサイコロにして壁へ

手摺はクロス貼り前に仮付けしビス残しで外してある
しかし元請け的には手摺は付けたりままでOK
手摺の脱着はクロス屋さんの持分との事

普通の丸棒とブラケットならまだしもサイコロはボンド付けだったり手摺を再び付ける為に必要で外す事はほぼしないし出来ない
当然クロス屋さんの負担が大きくなる
階段室の吹き抜け降りてきてこのサイコロじゃ可哀想過ぎる(苦笑)

それに目のいく高さにカッターがたくさん入る訳で意匠的に一つも二つも落ちる
更に同じサイズのビスで脱着するから訳だから強度は落ち気味に
最悪は不備が出た場合、誰の責任になるの?って話

そういえばO君はクロス屋さんに手摺表裏逆に付けられたと言ってたし
でもクロス屋さんに文句言うのは簡単だけど、ビス残しにする必要性を軽んじた結果でもある
現場に愛情を持つように次の職人さんへも愛を持たないから逆キレならぬ逆付けされる(笑)

最終的にこんな感じ

入隅と角度と変わるところは3分透かし
角度の変わるところは長尺使いで流れを

ちなみに手がいくところはボーズ面

今日の一曲
もちろんコレ

懐かし過ぎる(笑)