現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

侮れない作業 床編

さて、床張り
入ってきた30坪ちょっとの床板は一階で全て選定&加工
今回はいつもよりシビアに5グレードに
下から2グレードの二階分は階段室に立て掛ける
張ろうとするY君を制止し下準備をしてもらう

まずは釘〆
建前の刹那にN75で打っているが、浅かったり深かったりと不安定
玄翁で追い打ちすると合板が下がる事もあるから侮れない作業
見える釘はとにかく打つべし!(笑)

続いて多羽根ディスクで合板ジョイントの目違いを払う

1×6など短尺側にも実があるならまだしも今回はなし
合板の目違いはそのまま床板の目違いに繋がるから侮れない作業
粉塵に負けるな!

続いて敷居下の不陸を見る

ここは既製品の片引戸がつく
とにかく高い所を擦って無くす
仮に低いところがあれば把握しパッキンを飼ったり対応を検討する
床の不陸は建具不調に繋がるから侮れない作業
枠の取り付けだけじゃ対応できない事もある
まずは床

お次はオール真壁の一階へ
当然柱に床を差す
その数40本ほど
つまり40本ほど首刈りする
入隅カッターなしなんて考えられない(笑)
画像はこれまで何度もアップしているので省略

今回は床側の加工を

墨をしたら角っこを6ミリで穴開け

首刈りした柱に差すので割れる可能性があるから侮れない作業
また鋸が走り過ぎない為でもある

見るからにアソコが割れそう(笑)

で、嫁ぎ先はここ

妙にちんちくりんに思うかもしれないけど、この後ろに30本ほど化粧柱が待ち構えている(苦笑)
一時間ほど床割りを考えた上でのこの納まり
この割り付けも侮れない作業のひとつ

そうそう今回はサッシ取り付け前に首刈り済み
この一手間も侮れない(笑)