現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

現場のバロメーター

さて、ぶっちゃけお客様に良い大工と思われたいよね〜(笑)
接し方、話し方、現場の清掃環境、作業時の後ろ姿などなどアピールポイントいくつかある
そして何より一番大切な施工
しかし笠木の大留をいくら頑張っても残念ながらお客様にはなかなか気付いて頂けない
でもボードを張ると「出来てきましたね」と

そう!ボードを上手く張ればアピール出来るはず
逆に言うとボードをなりきに張ると腕の悪い大工に思われてしまう可能性大

しかし手間請け大工の立場からするとボードはいわゆる走れる仕事の稼ぎ所
どうせ隠れるし出来ればクロス屋さんに甘えたいところ

だからこそ!(トリバゴ風でどーぞ)
大工の腕の差ではなく気持ちの差が出るのではないかと

枠際やジョイントはもちろん、一番目につくのは入隅
天井高までとなると隙間はもちろんテーパーだとさらに目立つ
いつぞや入隅がテーパーに微妙に空いていた時、お客様が「この家は傾いているの?」と
返答に困った…

だからこそ!(笑)
入隅は綺麗に納めようね
少し前の記事で筋交いに絡む入隅下地の入れ方を紹介したけど、あの話はここへ繋がってくる
下地が悪ければボードを真っ直ぐ切ってもピタっとは付かないからね
かといってボードカンナなりヤスリとなると紙がビロビロで美しくない

ここで一句

乱れてる
そこの入隅
見られてる

お後がよろしいようで(笑)

そうそう窓絡みの入隅も結構要所

ここら辺もキッチリとおさえておこうね
ちなみに手前のは8寸の大黒さん

ボード絡みでもう一ネタ
411を使っているのにO君は浮きショットが多い
4ミリスリックホースを使っているからと前々から指摘したけどピンときていないようで
でも展示会でtetsuさんから同じ事言われたら、そうかもと
なんだ人によって説得力が違うのかいな(苦笑)

聞くと3×8ボードで毎回5〜6発の浮きショット
横から見てるともっと多そうだけど(笑)

ここで皆さんのバロメーターを聞きたい
3×8ボード、何ビス浮いたらダメ打ち機?
毎回、7〜8つも浮いてたらそのビス打ち機は捨てたくなるよね(笑)

そうそうこの前の業社会でクロス屋さんがボードビス300本以上も浮いていたと激おこプンプン!
そりゃそうだ!
浮きショットはまだしも増し締めしないなんて大工として終わっている