現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

裏の話 その二

さて、今回はたくさんのコメントありがとうございました
次は皆さんのやり方を参考に進化しようかと

でも、今回はこんなやり方で

床美人ボンドを三方入隅に
でも使うのは合板じゃなく床鳴り対策としてボードを(笑)

もちろんボードはちょっと面取りしボンドの逃げ場を

ボードだと踏板裏へのビス打ちは出来ても、合板と違い側板や鼻先への斜めビスは打ちは効かない

そこで踏板との入隅に根太として野縁を

ビスは鼻先と側板へ向かって打つべし!

結果こんな感じに

でもこのままだと天井下地にはならない

そこで蹴込板裏へ階段勾配にカット下地に野縁を打つべし!

奥の斜めに走っている野縁は高さ合わせ用
だいたい尺間の天井下地に

もちろん蹴込板の補強にもなっていると思う
横に流した野縁と野縁の間に縦にも入れたら更にいいかも

ボードを使う事により階段と同じ木質系の合板より強度は落ちるが、音的には有利かと
実際に昇り降りするとその効果は実感出来る
ボード挟んでの合板べったりでも効果はあるかと

また今回杉の積層
これまで何回か使ったけど、とにかく白ボンドとの相性が悪くいとも簡単に割れが
なのでボンドは必要最低限に
全面ボンドはかなりリスキー
また蹴込板裏へビスも割れないよう必要最低限に
杉の積層ってすこぶる厄介
鉛筆墨から丸ノコ、そしてボンドと本当に世話が焼ける

そうそうこんな感じに

なぜか化粧柱が(笑)