現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

階段話

さてさて、最近書く気力が停滞気味で小ネタまみれで(笑)
今日はイブなのに頑張ってまともなネタを

現場では年内に二つ階段をつけるつもりで格闘中
まずは一階から二階

去年の年末も同じ様な画像を載せた気が…(笑)

大入れだとある意味加工がシビアになる
出し入れもより困難に
ぐるっとマクってしまえば全てが楽に
最終的には

上がり框と側板を揃える事でスッキリ感を演出(笑)

側板の角度が変わるところは

合わせ部分はウッド○ンの施工書を無視
正直、こういった隠れる部分を見られるのは恥ずかしい
でも、安心保険の込栓は見逃さないでね(笑)

入隅の合わせは

ここは施工書通りの下板勝ち

今回一坪15段で上がる
ストレートで4段上がり3段廻って3段廻ってのストレート4段
在来では一番よくあるパターンかも

その廻り3段の加工墨の出し方
ようはこーゆー事

このまま加工すればよいだけの話

1から2

2から3

毛込み芯が柱芯の場合、全てはここが起点
下の合板木端が柱芯で原寸を書いてある

まずは1段目を置き、原寸から切り墨を求める

続いて2段目じゃなくあえて3段目を

これで2段目の鼻とケツの墨が出ることに

その墨に合わせて2段目を置くだけ

ほぼ原寸通りいくが、多少微調整が必要な場合もある
微調整と言っても角度はそのまま、懐を前後するだけ

決まったところで原寸から切り墨を

正直、2段目の墨は求めにくい
不都合が出るならここかと
でも1段目と3段目は間違いようがない
側板さえ正確に納めていれば事は簡単
順序さえふまえれば悩むことはない!
原寸があれば、不必要に柱を欠くこともないし

そうそう忘れちゃいけない

2段目は後から作るとしっくりこないから、この段階で作ってしまえ!
原寸の上で現物から作る養生

もちろん完璧!(笑)

今日の一曲
もちろんコレでしょう!
http://youtu.be/E8gmARGvPlI