現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

A.GJQ-01

さて、今日は想定外の雨が朝からシトシトと
予定変更し、これまでの新築現場で仕上げ仕事を
ブログ記事も変更し、GJQの答えを

これは3尺入隅専用の内寸定規
のび助や尺取り虫には厚みがある
外そうとする時、その厚みが邪魔になる
またトイレなど畳一畳の廻縁入れとなると3尺側が先入れとなり、相手はいない

実は入隅合わせで一番難しいのはこの3尺内々の両入隅
長尺物は止め方一つで入隅合わせに許容範囲があるが、短尺は点で合わせなければならない

そこでこいつの出番
単純に薄いから出し入れしやすい
また先端に好きなように落書きでき現場合わできる
今回の廻縁は7ミリ厚で、自分は片方を入隅留めにカットしてから定規により反対側を当たるので、あの落書き

一人での現場の為、廻縁の写真は撮りにくいので、押入れ巾木で説明を
まずは内々寸法を測る

入隅留めに定規を合わせる

片入隅なら7ミリに
両入隅なら14ミリに合わせる

反対側木口が切り墨となる

片入隅なら矩に
両入隅なら留めカット
本来は廻縁の両入隅で効力を発揮する治具のつもり

6尺内々はのび助で

結果、こんな感じに

日立のスライドは矩にカットし、そのまま倒して留めにカットしても全長は変わらない用に出来ている
あくまでもこの便利な機構を使わない疑り深い性格
レーザー距離計を持っていない貧乏系
…の現場治具でしてorz
でもこの薄さに可能性を感じた!
他に使えるか、考えてみよう

今日は新建材見切りについていろいろと試行錯誤
全身MDF粉だらけ(笑)
宿題放置中の出隅もorz

そこで明後日から連載予定
シリーズ「新建材見切りを考える」
・止め方編
・継手編
・出隅編
お楽しみに!
でもすでに企画倒れの匂いが(笑)