現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

見えない補強

広々した15畳のDKの真ん中に2550の対面キッチンが付く
キッチン前の壁は造作になるが、コの字型
つまり吊り戸棚が付くが、片端フリーで控え柱はつかない納まり
その垂れ壁が吊り戸棚全ての荷を受けるので、当然補強が必要に

吊りを多くしたり、天井下地直上に力木を流したり、それなりに補強してからボードを張り、そこからあらためて垂れ壁を作る納まりもあるが、リフォーム先で出会うそれらの多くは経年で下がっている

先に垂れ壁自体を作ってから天井下地を絡める方が良いと判断
しかし垂れ壁ラインは3尺モジュールからはズレているので、頭繋ぎとして小梁を増設し、そこから垂れ壁を構成して行く
小梁から合板を張って垂れ壁を固める
ぶら下がっても懸垂しても問題なし
これで下がる事はないかと
見えない所の補強も大切な仕事

ここでプチクイズ
片端フリーの垂れ壁で吊り戸棚を設置した場合、下がりも気になるが、それと関連したもう一つの懸念がある
さてその懸念とは?
またその対応策は?