現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

丸ノコ傾斜切り

本日、ようやく電気屋さん登場!
多くは語るまい。
こちらもようやく新建材建具と窓枠が決定!
建材屋さんと打ち合わせ。
ついでにプレカット階段も。
1階ユニフロアも搬入され、やっと先に進める気がしてきた。

しかし外は雨。
外回りが終わっていない現場にはありがたく無い。
でも空梅雨にとっては恵みの雨。

やれる事が限られるので、二階切妻屋根の軒天下地を梯子に組む。
使うのは40×30の野縁。
垂木の鼻は矩切りで、軒天は登り勾配。
親方をはじめこれまで出会った多くの大工は外壁側に当たる野縁は矩のままで、その野縁の角を墨に合わせていた。
つまり点合わせ。
しかし面合わせの方が確実に精度が上がる。
バールや楔をかうにも安定感がある。
当然ビス打ちも。

外壁側の野縁を屋根勾配5寸の返し勾配に落とす。
しかしあまり多く落とすと強度に不安が出る。
また壁の面材との設置面が大きくなり、入れ込みにくくなる。
落とした面がおよそ5分になる程度落とす。

丸ノコを5寸の返し勾配に傾斜させガイドで幅を設定。
落としが少ないので、丸ノコの負担は少ない。
今回は野縁6本を加工するだけ。
30分も掛からない作業。
でもその効果は高い。