もう師走。
一年があっという間に感じる。
そして今日から現場の大工は自分一人。
話し相手がいなく寂しいがその分、ペースアップ出来そうだ。
現在の建築現場は以前とは比べもない程、整理整頓はもちろん高いレベルで現場環境の監理を求められている。
これはハウスメーカー(HM)の影響が大きいと思う。
HMの下請け職人さんの意識は高く、純粋に見習うべき事は多い。
今の現場に現場監督はいない。
元請けの社長さんと自分で現場を監理している。
しかし基本的には現場を一任させて頂いているので、社長さんが現場に来られるのは週に数回。
つまり自分自身で自分の現場の環境と施工を監理する状況。
気を緩めればいくらでも適当にできる。
だからこそ、意識的に高いレベルを目指している。
多少なり元監督としての経験が反映出来ているかもしれない。
もちろんHMの下請け大工さんからしたら至極当然の事かもしれないが、今の現場の様子を話してみたい。
外には産廃コンテナ1.5立米、石膏ボード用フレコンバッグ。
木っ端はある程度たまったら直接チップ屋さんへ無償提供。
また尺以上の木っ端は材ごと、長さごと肥料袋へ入れて在庫している。
もう20袋はある。
とりあえず今はユニットバスの所に。
室内は某ホームセンターの40センチ径のビニール製ポップアップバケツが数個。
外と同じで、それぞれ産廃毎に仕分けしている。
内側には肥料袋やビニール袋を入れている。
作業により増やしたり減らしたりしてる。
メタルクズはビスの空き箱。
道具置きとしてコロ付きのスチールラックが二台置いてある。
一つはエア工具用でW600×D450×H900の棚3段。
最下端には棚板をひっくり返してエアコンプレッサーを。
中段には30mドラムエアホースとエア工具をハードケースごと置いてる。
3段目にもエア工具そして図面置き。
側面にはS字フックでいくつかのエアホースをぶら下げている。
その一つはスパイラルホースにエアダスター。
もう一つは電動工具や手道具用で1200×450×1500の棚4段。
下からドリルや小穴カッタなど重量物。
2段目はインパクトや丸ノコなど。
いつも持ち歩いている道具箱は3段目。
最上段は鑿や鉋など。
右サイドには1mのエルアングルと延長コード、
左サイドは2mと1mのボード用定規と内寸如意棒定規をセットできる用にしてある。
ラックはもう二つある。
丸パイプにプラスチック棚で片手で簡単に持ち上げられる軽量だが本も置けるタフ仕様。
1000×360×1400で棚4段。
ビスや釘置きにと一階と二階にそれぞれ置いている。
ビス入れはいろいろ試したが割れたりかさばったり納得した物は無かったが、今はお気に入りがある。
100円ショップのフニャフニャプラスチックのコンテナ。
サイズは230×180×145ぐらい。
何が良い言うと、なんと言っても安い。
落としても踏んでも割れない。
片手で持ち運びが出来る。
屋根の勾配においてもずり落ちない。
スタッキングが可能、しかもビスが半分以上入っていてもスタッキングOK!
色がたくさんあり選べる。
その色でビスや釘の種類を分けて側面にマジックで大きくサイズを書いてある。
ちなみにコーススレッドならアイボリー色で32.41.51.65.75.90.120ミリがある。
商品名は可愛くて、セリアのハッピーバケット角SS3型
エア用コイルビスや釘も入れているが、数多く使う物の在庫はダンボールから出して13リットルのコンテナに入れ替えて棚に置いたりコロ付き台の上にスタッキングしてある。
以前、ホームセンターで安いN50釘を買ったら箱に北京○○と、お客様には見せたくなくコンテナに移し変え。
以来、コンテナを愛用。
ラックもコンテナにもコロが付いてるので必要な時は簡単に移動出来る。
またラックは倒れないよう紐を介して壁に止めてある。
電気コードやエアホースは真鍮のねじ込みフックを頭上より高い位置に打ち取り回している。
そのフックにはホウキと塵取りもぶら下げている。
スライド専用作業台としてトラスコ中山の折り畳み作業台を置いてある。
1800×600×700でスライドとローラーが常に同じ場所でセットできる用、メスネジを仕込んである。
あとはバッテンコンパネ台、数台が出番を待っている。
利兼さんに教えてもらった畳めるコンパネ台は、構造用合板の勾配カット端材が出たらと作ろうと思っていたらすっかり忘れてしまった。
この現場では作れないので、来年になるな(笑)
ゴミ置きや在庫置きとして玄関先は便利だか、お客様が玄関に入った時の印象を最優先して玄関先には材木屋さんの納品書用のバインダーしか置かない。
足場が最下端にあり、上靴のままでの通り道になるので掃き出し付近にまとめてある。
すでに玄関サッシがついて施錠は可能だか外壁に構造用合板を張らない仕様でカッター一本で侵入は可能。
エア、電動工具は必ず持ち帰っている。
たぶん外壁が出来てもそうすると思う。
現代大工です。
悲しいかな、エアや電動工具がなければ全く仕事になりません。
その構造用合板が無い事で、引き粉やカッタ屑が透湿防水シートと土台、梁や桁の間に入ってしまう可能性が。
対策として材木屋さんの勘違いで納入してあった小屋筋交い用の3.5寸×5分貫を巾木の用に廻している。
掃き掃除や掃除機での掃除頻度はそれなりで決して多くはないかもしれない、でも今まで元請けさんに現場を片付けろと怒られた事は無い。
寒くなってきたので、そろそろHM現場では許されないい缶コーヒー用の冷温庫とカップ麺用の電気ポットを持ち込もうかな?
もちろん室内ではなく、車内でいただきます。
そうそう小穴カッタ日立PG21BAの集塵アダプタフードを注文したが電気コードが、5mホースと絡むので使いにくいそう。
刃の付け替えも面倒臭いのでもう一台あってもどうかな?
何処かに程度の良い中古でしかもショートコード仕様なんて無いかな?
ちなみにそのホースは電気コードと共に白いネットに入ってます。