現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

窓の話 その3 と外壁下地 その1

う〜ぅ!
手首と腕と肩がパンパン。
手の平が倍の厚さに感じる。
やった事がある人にしかわからないと思うが、一日手押しは相当こたえる重労働。

本日は雨養生の為のブルーシートみたいな作業シート剥がしからスタート。
タッカーの足を6ミリにしていたので、簡単に取れる。
ほとんどシート側についてくれてるのも良し。
シートは一枚298円。一度で廃棄は惜しげも無いと思っていたが、なぜか綺麗に畳む。

サッシ搬入や待つ間に、先輩には間仕切り壁の筋交いや間柱を。
自分はサッシの取り付け準備。

そうそうtaka311さんのブログでサッシ取り付けと透湿防水シートの施工方法の話題があったが、自分のやり方も似ている。
自分も気になっていて、サッシメーカーの勉強会や瑕疵担保保証会社の検査員に聞いたりしたが防水テープの使用と順序についてだけで確かな回答はなかった。

ちなみにデュポンのサイト
http://www.tyvek.co.jp/construction/product/silver/const.html
自分は後張り工法 水切りシート使用に当てはまると思うが、高い水切りシートは使わない。
て言うか使えないので屋根用のアスファルトルーフィングのキレを使う。
屋根を施工している板金屋さんや瓦屋さんにもらっておく。

尺幅にカットし折り目と返しを付けて施工してる。
しっかりと折り目を付けるとかさばらない。
入隅角は片面防水テープ。
正しいかはわからないが、間違いでもなさそう。

という訳でひたすらアスファルトルーフィングと格闘。
9時頃にはサッシ屋さん登場!
サッシは所定の場所にセットしてもらう。
ここからはサッシ屋さんとの追いかけっこ。
セットした先から止めていく。

使うのは日立FDB10BLとFWH10DL。
機械好きなら直ぐ分かると思うが、そうFのDIY用モデル。
数年前に、某ホームセンターでこのインパクトとドライバドリルとランプのセットが現品限りで17800円で売っていたが、埃が被って汚なかったので交渉すると12800円に。
父親の趣味用として購入したが、これがなかなか使える。
今では仕事用の二丁使いとして今回の様にサッシ、手摺、カーテンレールなど軽作業に活躍してる。
バイオレット色がかっこ悪いが気に入ってる。

錐揉みにはインパクトを、サッシを止めるにはドライバドリルを使う。
打力調整してもインパクトだと強い事がある。
ドライバドリルが最適。
また引き違いなどである化粧で見えるビスは正確に真っ直ぐ、しかもビス山が綺麗な状態でないと問題、錐揉みは必至。
個人的にはサッシの止め方一つでその大工の気の使いようを感じる。
下地とサッシの間はサッシ屋さんからもらった1ミリ厚のプラシートで調整。

枠取り付け後、今度はサッシ屋さんが間髪置かず障子をはめて行く。
昼前には余裕でサッシ取り付け終了!
引き違いの場合、未調整でクレセントがすんなり掛かると嬉しい。
勝手に正しい施工の証拠と思って一人ほくそ笑む。
午後は透湿防水シート張り