現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

屋根下地 完成

前日の続きで二重目の野地板の施工からスタート。
一階にエアコンプレッサーを置いて高圧ホースで足場の最上段の補助タンク(日立UA430H)をレギュレータ変わりに、そこから常圧ホースでエア釘打ち。

この補助タンクを使うようになってホースのやり取りも高圧、常圧の切り替えも楽になった。
何より4.5リットルでもエアタンク容量が増える事はありがたい。

屋根工事だけでなく、内装工事でも
30mのエアドラム一本より15mホース+補助タンク+15mホースの方が効率が格段に良いと思う。
特に一階と二階で分けて作業する場合の利点は更に大きいと思う。

10時近くまで掛かって屋根の木工事が完成。
あとは板金屋さんに。

軽く一服をしてから一階から込栓と金物を入れながら本筋交い&間柱入れ。
二階の床張りを先行しているので、今更動く訳ないが確認として根傾ぎを見る。
良々!
筋交いもプレカットだと楽だが、今回は無し。
赤いヘッドの筋交い定規二本をごく最近、元請けさんから頂いたばかりなのでそれを使う。
先行床なので下端はリベロ2で上端はボックス。
鋼製、木製の仮筋はどちらもビス止めの為、楽々外せる。

金物にはエアインパクトと100vインパクトを使うがエアはあまりに楽に入るので心配になる。
でもコードレスだと機械が心配になる。
100Vインパクトがベストチョイス!
でも手持ちのWH12VBもだいぶくたびれてきて、コードレス14.4vよりパワーが無い。

一階を入れ終わると先輩には二階に上がってもらい同じ作業を依頼、自分は一階の窓台入れの準備。
柱の下端をしゃくった時、窓台欠きも同時に敢行。
36ミリ幅で7ミリ深さの小穴カッタ二度突き。
おそらく知り合いの大工の中では一番の小穴好きだと思う。
なんにでも突きたくなる(笑

今まではサッシの種類や大きさ、そして高さは、この時点で現地打ち合わせをして決めてきた。
でも今回はコスト最優先の為、事前の打ち合わせですべて決定してあり、サッシは明日にでも入荷可能な状態。

それでも窓台の鴨居敷居にも間柱欠きをする。
やはり小穴好きとしては譲れない。
窓台だけでなく入口枠分の下地鴨居を作った。
おかげで床はカッタ屑まみれ。
小穴カッタPG21BAと小形集じん機R30Y3の集じんアダプタを買おうと考えてから幾年。
今度こそ買おう!

気付けば、もう肉眼では仕事が出来ないほど暗い。
作業灯を点け現場を片付けて本日の作業は終了。

午後からは板金屋さんがアスファルトルーフィングを貼りにきてくれて一安心。

でも二日後の雨は避けられない感じ。
明日までにサッシと透湿防水シートを施工するのは無理と判断。

雨が憎らしい…。