現代大工の悪足掻き日誌

田舎大工の作業日誌

床絡み小ネタ

さて、クッションフロア下地のベースパネル
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入口付近の裏に丸ノコ筋を
櫛引で広げればいいけど、忘れたのでこんな状態のボンド(苦笑)
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面材と面材に挟まれたボンドの行方は?
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ボンドは厚みになる
その一筋の逃げが落ち着きをもたらすはず
ボンドなしでは良かったはずなのにボンド付けたら框との関係が悪化なんて事もあるかと

それと止めるのは釘でもビスでもフィニッシュでもタッカーでもなんでもいいけど、必ず剛床を貫通しない長さを意識して

ここは二階のトイレ
既に一階の天井は張ってあり、誰に見られる訳じゃない
でも貫通しているよりしていない方が良いよね?きっと(笑)
たぶん音的にも

そうそう配管近くにはビスを打たない
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金物とゴチンコしないようにと祈りを込めて(笑)

もちろん上がり框には床を刺す!
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墨壺の糸が短くなって来たので交換
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3間=5460ミリが打ってなくなったらを目安にしているけど、皆さんはどれくらい?
たまにとんでもなく短い糸の人がいるよね、建前で(笑)

カルコへの巻き方はこんな感じでやっとります

まずは二重に結ひコブを作る
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それを軽く湿らせ輪を作り結ぶ
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輪をカルコの窪みに引っ掛け糸を絞めていく
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結びコブが効いたところで余りを切る
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再び輪を作りひねってから針に巻きつける
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軽く絞めたら準備OK
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最後にスポンジの表裏や縦横の向きを変え墨を補充し終了
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もちろん忘れずに手を拭き拭きしましょう
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現場でチラリズム

さて、床張り
愛機は中古で手に入れてから6年以上無修理歴更新中のN3804HMF
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なんちゃって高圧機だけど、今日も元気に大活躍
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当たり前だけど狙い通りに打てる(笑)

でも無垢床板の場合、実元に打つ事が必ずしも良いとは限らない
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いつも使う檜の床板はかなりヒケる
なのでこの季節でも手が痛くなるほど追い討ちバチバチで突きつけている
それでもいずれ痩せてジョイントに隙間が生まれてしまう
6年ほど前に自分が担当したモデルハウスの床板もまぁまぁヒケてる(苦笑)
無垢の一枚板だから仕方ないと言いたいところ

でもそれなりにヒケてしまうとアレが見えちゃう
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1ミリ隙ならまだ見えない

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2ミリ隙だとなんか見えてるじゃん

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そうフロアタッカー
思いっきりヒケヒケベイベーたと、列成して見えてるかも(苦笑)

ユニなどパッキン噛ませ打ちなら、最初から見える可能性もなくはないかと
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なんにしてもヒケる可能性がある以上、見える可能性もあるわけで

かといって雌実打ちでは打ち代厚が薄く不安
やっぱりタッカーはタッカーとして十分に効かせたい

そこでこんな対策を
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付属の平打ち用ノーズキャップをあえて45度にカットし装着
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つまりはこういうことf:id:h168:20200113211057j:plain
実元から2ミリ程離れて打てる
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これなら発覚するまでの執行猶予が長いかと(笑)
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これをフリーハンドで離して打つには無理がある
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離れ過ぎて実下に顔を出したタッカーほど厄介なものはなし
バチバチ必死にやっても一向にジョイントが着かない
諦めて解放してダスターかけても何が原因かよく分からない
またバチバチやってもやっぱり着かない
そしてまた解放し、今度はより丁寧に観察しアイツを発見!
そんな無駄な時間とエネルギーを使いたくないじゃん(苦笑)

各メーカーさんには無垢板用ちょい離しノーズキャップを用意して欲しい
個人的には3ミリ離しがベスト
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ハイコーキならフィニッシュにある白いやつで作って欲しいけど無理かな?(苦笑)
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イガイガ治る

さて、縦挽き及び下地専用にしている丸ノコC6MB4の回転が風邪のひき始めのような違和感

カーボン減ったかもと開けてみたらこんな状態
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両方とも挽き粉まみれ
嫌ってほど縦挽きしたからなぁ(苦笑)

ダスターでこれでもかと吹いたら、また気持ちよく回ってくれた

回転に違和感が出た丸ノコはここを掃除してみた方が良さそう
他の丸ノコもやっておこう!